ランエボXからBMW M3へ

前回のエントリーの最後の部分、はっしょっていた。

そして俺は、新たにMTでFRでスポーティで価格の安い国産車がよさそうだと思いました。そんな車を調べたり、友人から聞いたりしていくうちに、1台の車が有力候補に飛び込んできました。

それがマツダ RX-8だったのです。

RX-8に行く前にいろいろあったのだ。
それをちょっと説明しよう。

ランエボXに対して疑問を抱き始めた頃、俺はトップギアとか見たりちょっとずつ車を知っていった。

そして、たまたま最強のコンパクトセダンはどれだみたいな放送をニコ動で見た。そこでは3台のドイツ車が対決していた。

この放送で、俺の心はぐっとM3に惹きつけられた。もともとBMWは好きで、なんが好きかって、見た目とスタイルとブランドのバランスが好きだった。メルセデスは俺にはいかつすぎたし、外車というブランドは欲しかったから、BMWはそういう意味でもちょうどよかった。8年くらい前の話だけどね。

しかし7年後、すっかりスピード志向に目覚めた俺には、BMW好きだけどいまいち欲しいモデルがなかったのだ。なんせMモデルの存在自体知らないレベルだったからね。

でも。

俺はMを知り、ものすごく好きになった。もともとこれくらいのサイズのものが好きなんだよね、車に限らず。漫画のキャラクターとかだと中肉中背のスピードタイプのキャラが好きだし、野球選手なら中日ドラゴンズの立浪とか、170センチちょっとの小柄な選手。

まさに3シリーズくらいの大きさなんだよ。

そしてBMWの車に対する姿勢も、俺がM3を大好きな理由の一つ。Driving Presure、駆け抜けるよ転び。FR、重量バランス50:50にこだわり続ける。できるだけ直列エンジンを載せる。その走りに対する姿勢が俺の嗜好とマッチした。M3は直列じゃないけど。

ランエボと違うところは、ユーザーレビューとか読みあさっていると、やっぱコーナーのひとつひとつでランエボとBMWでは楽しさが違うという点。

やっぱり運転して楽しいこと、これが俺にとって何よりも重要な点だと認識させられた。

そして、そういう意味ではポルシェ911なんかもすごく好き。M3に惚れ込んだ後、すぐにポルシェに対する興味も大きくなった。けど、日常的に使いやすいっていう点でM3の方が俺の中では上だったのだ。

だけど、M3にしてもポルシェにしても、1台目に選ぶにはあまりにも高価なんだよね。

そこでM3を2台目として考え、1台目を何にしようかという話になった。

そして、1台目選びは、ランエボXという選択肢だけがある状態からスタートした。

M3だけでなく、BMW自体に対する恋慕の情が増した俺は、当然BMWの3シリーズという選択肢が頭に浮かんだ。中古で買えば200万もしないで買えそうということもあり。

ただ、俺の中でBMWはかなり特別な車になっていたんだよね。そして、特別な車にいきなり乗るのはどうかって思い始めた。それだとどこが特別なのかが実感できないんじゃないかって。BMWの感覚が当たり前だと思ってしまうのを恐れたんだ。

だから俺はBMW以外の車から探すことにした。

そして実は、BMWを1台目の選択肢から外した理由はもうひとつある。

車選びを考え始めた頃は、俺はMT車なんてこれっぽっちも頭になかった。そもそも免許もAT限定だし、MT車に乗ること自体、俺の人生で考えていなかった。

けど、友人からMT車の面白さを訴えられ、俺も昔ネイキッドのバイクに乗っていたから、どんな感じか想像するようになったんだ。そしたら、だんだん、MTに乗りたくなってきたよ。

そうなるとBMW3シリーズだと、中古でMTなんてほとんど出回っていない。俺が1台目候補からBMWを外したのは、こういう理由もあったのだ。

だんだん関心がなくなってきたとはいえ、ランエボXの速さにはまだ後ろ髪をひかれていた。けれど、運転が楽しいかどうかの問題以外にも、ランエボXにはウィークポイントがあった。

それは、価格。

中古でも240万はする、そこそこ走行距離いってる玉で。1台目は早く欲しいし、M3が本命っていうのもあって、できるだけ安い費用で抑えたいという思いが俺の中にあったんだ。

できれば100万くらい、せめて200万以内にはしたい。

そして、MTのスポーティーな車。

価格を抑えてスピードもアップするという意味で、ランエボXではなく9というのも考えた。こっちらな中古価格でもうちょっと安くなる。しかし、どうしても見た目が好きになれなかった。

そこで俺はマツダロードスターやダイハツコペンあたりに目をつけて中古価格とか調べ始めた。

その姿を後ろから見ていた友人が、「なら、マツダのRX-8はどう？」って言ってきた。

さっそく調べてみる俺。

いいじゃないか。

無酸素BLOG