好きな音楽ジャンルに見る音楽に求めるモノの違い-1
音楽ってのは、実にいろいろなジャンルがある。
J-POPやロック、メタル、ヒップホップ、パンクにダンスミュージック。エモ、スクリーモ、メロコア、ハードコア、プログレ、ハードロック、レゲエ、UKロック、演歌。細かくジャンルを分けていったらキリがないくらいだ。
それくらい世の中には様々な音楽が溢れているのだけど、実はこの様々な音楽というものは、それぞれかなり性格が違っている。
そして、音楽に何を求めているのかによって、その人が聴く音楽のジャンルというのは違ってくるのではないだろうかね。とゆーか、俺自身がそうなのだ。
ほら、こういう時はこのアーティストを聴くとか、シチュエーションや気分によってジャンルを選んだりする経験って誰もがあるはず。
じゃあ、それぞれの音楽にどんなことを求めているのかを考えてみようと思うのであります。
メタル
いきなりメタルから始めたのは、俺が前に好きだったからだ。
まあ、メタルと一言で言っても、メロディックメタルやスラッシュメタル、プログレッシブメタル、デスメタル、ジャーマンメタルなどなど細かく言うといろいろあるけれど。
とりあえずメタルを好きな人は、音楽を作品として聴いている。
世間一般でヘヴィメタというと、ガーガーうるさいサウンドに聖飢魔2みたいな悪魔みたいなメイクの人たちがギャーギャー叫んでるイメージがあるかもしれないが、ぜんぜん違うよ。
メタルってかなりメロディックってういか、アニソンやゲーム音楽みたいなメロディの音楽が根本にある。
で、ボーカルラインだけじゃなく、バックの音楽にもかなり凝っていて、ヴォーカルもギターもベースもドラムもみんな主役、みたいなところがある。たぶんそれって、クラシック音楽の影響を多分に受けているせいな気がする。
なので、メタル好きは「音楽を聴く」っていう体勢で聴くのだ。なんとなく流すんじゃなくて、真剣に聴く。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボード。それぞれの音を集中して聴く。
そういった、まるでゲームをやるみたいに向きあって音楽を聴きたい人がメタルを好きになることが多い気がする。
だから、メタルって聴いてるとけっこう疲れるんだよね。後述するけど、パンク系やダンスミュージックとは正反対。
ノリとかフィーリングとかじゃなくて、1音1音の組み合わせから生まれるモノを鑑賞する、そういうのを求めてるのです。
パンク
ここでいうパンクは、メロコアやハードコア、エモとかそこらへんすべてひっくるめて。
正直、パンク系の音楽はバックの音は非常に単純。ついでにいうと、メロディも単純。テクニカルな部分なんてほぼ皆無。なので音の組み合わせを楽しみたい人には不向き。
じゃあ、パンク好きな人は音楽に何を求めているかっていうと、ノリや気持よさなのだ。
ドライブしながらとか、歩きながらとか、あるいは家でぼーっとしながら聴く。
1音1音を追いかけない、全体的な雰囲気を楽しむ。そういうのを求めている。だから、メタルと違って疲れない。てゆーか、疲れが取れる方法だよね。
けっこう音としては激しめだったりするんだけど、メタルとはまったく反対の志向を持っているのがパンク系だと思ってる。
なんか書いてて疲れたので、他のジャンルについてはまた後日書きます。
先に断っておくけど、あくまでこれはざっくりとした推論なんで、もちろん例外もあると思います。こういう傾向があるよ、くらいに思っていただければ。