無酸素BLOG

意味なんてねーよ、意味なんて

【妄想インプレッション】三菱ランサーエボリューションX


GSR(6AT/AWD)
総排気量:1,998cc
直列4気筒ターボエンジン
最大出力:300ps/6500
最大トルク43.0kg/0-3500
0-100 km/h 加速:公表データなし
全長/全幅/全高:4495/4495/4495
ホイールベース:2650mm
車両重量:1550kg
パワーウェイトレシオ:5.16kg/ps
メーカー希望価格:\3,995,250

詳細データ
http://www.carview.co.jp/catalog/MITSUBISHI/LANCEREVOLUTION_X/latest/spec/38921/


前回のエントリーで書いたように、この車はまだ俺が全然車に詳しくないときに知った車です。とある掲示板で「速い車」の例として名前が登場して、すかさずググってみたところ、なんか公式の写真がかっこいいじゃないですか、っていうことで興味を持ったのです。

そしていろいろ調べていくうちにどんどん興味を持って行き、一時期は最初に購入する車候補の一番手に挙がったほどでした。

そんなランエボXくんを妄想インプレッションしていこうじゃないですか。
※妄想インプレッションとは、実際に乗ったこともないくせに、ネットで読みあさったいろんな記事やレビューを元に、さも試乗したかのように振る舞いながらレビューすることである


小さめの車体に爆発的パワー

さてさて、ランエボといえば2000ccクラスの車の中で最速候補に挙がる一台です。2000ccクラスの中では、ということは、それ以上だともっと速い車があるってことでしょうか。まあ、もちろんそうなんですが、ランエボの特徴はやっぱり2000ccなのに300馬力もある、という点です。それならば2000ccであることの利点ってなんなのでしょうか。

しかし、これは単純に税金が違うとか、コスト面での利点くらいしか思い当たりません。

2000ccクラスだと車両重量が軽い傾向にある、という利点はありますが、それならば最初から排気量ではなくて車両重量を引き合いに出さないといけませんね。というわけで、言い換えると、小さめの車体に比べて馬力がある車。それがランエボなんです。

国産車ということもあり、価格が安いのも魅力の一つ。xになって400万円と価格はかなり上がったようですが、それでも外国車と比較すればこの馬力でこの価格はお買い得とも言えます。

さらにはセダンという形なのもメリットの一つですね。2シータースポーツカーと違って、人も4人とか乗れるし、荷物もそこそこ入る。日常的に使える車なのに速いのです。

申し分ない加速力

さて、ここで問題になってくるのが、この「速い」という点。何を持って「速さ」とするのか。

そもそもこのジャパンではそんなにスピードを出す機会なんてありません。サーキットに持ち込んでバリバリ走らずぜwwwとかいうのであれば別ですけど、公道で走るかぎりでは最高速とかまったく必要ないです。

となると、「加速力」が重要になってきます。そういう意味でも、ランエボXは素晴らしい加速力を誇る車だと言えるでしょうね。たぶん、俺が乗ったことあるどの車よりも加速力がある。


しかし、車の重要性はもちろん加速力だけではないです。あくまで車の魅力のひとつのファクターにすぎません。そして、ここからがランエボxの弱点の話になります。あ、はじめに断っておくけど、どのファクターを重要視するかは人によって違うんで、これはあくまで俺の場合です。相性みたいなもんです。

乗らされている感

で、ランエボXですが、同じようなスペックのスバル インプレッサSTIに比べてよく言われるのが、電子制御の塊の車、という点です。カーブを曲がるときなんかに、電子制御によってうまく曲がれるように調整してくれたり、まさにサイボーグのような車。ウォーズマンのような車。それがランエボXなのです。

それはつまり、自分で操っている感覚とは真逆のものであり、車に乗らされている感覚を受ける車ということ。まあ、極論を言ってしまえば、自分で操ってる感覚を極限まで追求すると、じゃあ自転車に乗れよって話になるし、電子制御の感覚を極限まで追求すると、電車に乗れって話になってしまうんで、それ自体を単純に比較することに意味はないのですが。自分の求めてるものが、その中間の中でどれくらいの位置にあるかが重要です。もう少し自分で操ってる感覚があったほうがいいのか、その逆なのか。

俺の場合はもっと自分で操ってる感覚が欲しいなと思うので、ランエボXのサイボーグ的操舵性は俺には懸念材料に思えたのです。

その点で、ライバルのインプレッサの方が自分で操ってる感がある作りになっているので、走りは好きかもしれません。見た目が好みではないですが。

候補から外れていくランエボX

あと、ランエボは中古価格があまり落ちないという特徴があります。状態のいい玉を選ぶのであれば、300万は覚悟する必要があります。

加えて、ランエボくらいバリバリの加速力のある車だと、M3に乗り換えたときの加速の感動が薄れてしまうことも懸念しました。1台目ならもうちょっと遅い車のほうがいいかなと。その方が長い目で見て楽しめる気がしたので。


そんなわけで、調べていくうちにだんだんランエボXは候補から外れていきました。

そして俺は、新たにMTでFRでスポーティで価格の安い国産車がよさそうだと思いました。そんな車を調べたり、友人から聞いたりしていくうちに、1台の車が有力候補に飛び込んできました。


それがマツダRX-8だったのです。